生鮮食品やスイーツ類のショウケースの多くは、白色系で、発熱を抑えたスリム蛍光灯を内部に装備しています。蛍光灯は、内部に充てんしたガスを放電発行させて均一な光を発しますが、紫外線の照射や発熱を完全に抑えることは難しく、また安定器を使用して放電状態を安定させるため、安定器が劣化してくると消費電力の上昇とともに安定器が発熱、蛍光管の寿命が短くなり、発熱や光が不安定になってきます。

菓子類のショウケースでは、商品に熱が加わると表面が乾燥して「商品価値」がなくなるという不具合がおこります。
食肉類などは、熱による表面の温度上昇で商品の色の変化などの問題がおこります。
野菜や魚介類など生鮮食品も、紫外線や熱の影響により、商品が劣化します。

ケースや展示棚の温度管理も直接売り上げにつながることから、電力消費の負担への一要因となっています。

展示棚やショウケース内の照明をLEDに替えると光による発熱がなく、紫外線の発生も少ないため、商品の劣化を抑えるのはもとより、虫を寄せ難い性質もあり清潔な売場をつくれます。

食品用に「高演色性（ＣＲI)80以上」のLED蛍光灯を利用するケースもあります。

スーパーマーケットやショッピングセンターなどの大型店舗の場合、搬入や来店客のために駐車場やタラップを用意するケースが多い、屋内駐車場の場合は、日中も照明点灯されていることから電力消費の大きな要因にもなる。

また、できるだけ来店客の滞在時間を延ばしたり、商品の新鮮さをアピールするため、通常の天井照明より明るさを要求され、ショウケースや展示用の棚も多くの照明を使う。
店舗のショウウインドウや入口付近もできるだけ明るくして来店客へのイメージ訴求が求められます。
こうした点でも、LEDを使った照明機器は、様々な問題点を解決してくれる最適な照明機器の選択肢の一つだと言えます。