屋外駐車場の照明は、大規模なものや小規模なものによって、使い分けることも重要ですが、駐車場内の安全が損なわれることのないよう、配光を考慮して機種選定を行いましょう。

屋外用のLED照明も数多くリリースされていますが、屋外空間では反射物が少ないので、光源の特性がそのまま周囲の明りに反映されます。特にLED照明は、チップの特性とその性能を左右するドライバの品質、配光特性を左右するレンズの性能などが製品の良否基準となります。
照明機器の特注をつかんで上手にレイアウトしましょう。

駐車場では、上からの投光照明以外に、路面のパイロットランプであったり、周囲に設置するガーデンライトなど、また料金徴収器周辺では蛍光灯や看板など多くの照明機器が使われています。

駐車場の天井には、多くの場合FL型の直管型蛍光灯が使われています。しかしながら、その多くは非常灯である場合が多く、LED化の際には注意が必要である。

非常灯を除いた一般蛍光灯に関してのみLED化することが無難な処置と言えますが、FL型の蛍光灯の場合、照度レベルがHF型に比べて若干落ちることもあり、交換対象のLED蛍光灯も明るさより、省エネ効果や低価格なものを適用することが可能になっています。

設置方式は、AC直結型がお勧めですが、特に駐車場のようにスペースの広い場所では、駐車中の車が無い限り、設置工事は容易であると考えられる。またAC直結型の導入は、現在非常に簡易化されており、移転時の原状復帰にも対応する工事方法が確立されています。導入時間は1フロア5-7時間程度、安定器は撤去せずに器具内に残します。

犯罪防止や犯罪抑止のための照明効果には、オフィスのような明るさは不要で、監視カメラの性能も、昼夜間監視用の様々な機能が搭載されています。